米Googleは、スマートフォンの新機種「Pixel 9a」を発表しました。米国での価格は128GBモデルが499ドル（約7.5万円）、256GBモデルが599ドル（約9万円）となっています。日本のGoogleストア（オンライン）でも「販売予定」として紹介されています。

「Pixel 9a」は、Pixelシリーズのエントリーモデルに位置付けられる最新のデバイスで、上位モデルのPixel 9と同じチップセット「Tensor G4」を搭載しています。メモリーは8GBであり、ストレージは128GBと256GBの2種類が選べます。

6.3インチのアクチュアルディスプレイは、エントリーモデルとはいえ、Pixel 8aの2700ニトよりも35%明るく、最大120Hzのリフレッシュレートが特徴です。アスペクト比は20:9であり、カバーガラスには「Gorilla Glass 3」が使用されています。

カメラは、13MPの超広角カメラと48MPのメインカメラを搭載し、Aシリーズとして初めてマクロ撮影もサポート。最高8倍の超解像ズームで撮影が可能です。

Pixel 9シリーズでは採用されている「Add Me」機能も特徴で、2枚の写真を1枚にまとめることができます。また、ポストエディットで集合写真を連続撮影し、全員の表情が最適な状態のものを記録できる機能も搭載されています。

この他にも、オートフレーム機能、音声消去機能、音声補正機能なども利用できます。

動画撮影は、4Kサイズで30fpsまたは60fps、最大5倍のデジタルズーム、最高240fpsのスローモーション、天体写真、夜景タイムラプスなどの機能を搭載。

Googleの公式ブログ「The Keyword」では、Pixel 9aに関して、子供向けの初めてのスマートフォンに最適とされています。保護者がカントリーにセットアップできること、利用時間や使用できるアプリなどを制限する「Googleファミリーリンク」と合わせて管理できるという特徴があります。

また、米国、英国、オーストラリア、スペイン、ポルトガルのPixel 9a向けに「Googleウレット for Kids」が登場予定です。子供でもGoogle Payで支払いができるということで、動画のチケット、ポイントカードなどをウレットに追加できる機能が期待されています。保護者は子供のウレットに対する設定や削除ができる他、近くの購入履歴を追跡できる機能も搭載される見込みです。

Android 15を搭載し、現在作業中の「Pixel Drops」機能が強化される予定です。

防水防塵（IP68）に対応し、これまでのAシリーズよりも耐久性が向上しています。カラーバリエーションは、Iris、Peony、Porcelain、Obsidianの4色です。

バッテリー容量は5100mAh。Qi対応のワイヤレス充電も利用可能です。サイズは6.1インチ（幅155mm）×2.9インチ（厚73.7mm）×0.4インチ（奥行10.2mm）、重さは6.6オンス（約187.1g）です。

グーグルのAIモデル「Gemini Nano」を搭載し、Gemini Liveやボカシ検索なども利用可能です。

顔認証、指紋認証も利用できるこの新製品、Pixel 9aの発売が待ち遠しいですね！