
Microsoftリモートデスクトップが5月終了へ。後継「Windows App」とは?【今日のワクハク】
2025-03-26
著者: 愛子
マイクロソフトが「Microsoftリモートデスクトップ」の提供を終了することを発表しました。これに伴い、同社は「Windows App」への移行を促しています。
サービスは5月27日(米国時間)までにWindows Appへ移行しなければなりません。
移行が完了すれば、PCへのリモート接続や、クラウドPC「Windows 365」へのアクセスなど、リモートデスクトップと同様の機能が多く利用可能になります。しかし、その代わりにWindows Appが完全に役立てられるのかという点については、話はそんなには簡単ではありません。
利用が可能なMicrosoft製の類似ツールはばかりもありますし、Windows Appの使用に際しては注意すべき点がいくつかあります。
今日のワクハク:Windows Appで変わるところと、変わらないところ
今後、MicrosoftリモートデスクトップがMicrosoft Storeで提供されることはなくなります。そして、それに代わる最新ツールがWindows Appです。
ただし、リモートデスクトップに備わっていた機能のほとんどがWindows Appでもカバーされているとはいえ、全てのプラットフォームで利用できるわけではありません。
なんと、macOSやiOS、iPadOS、Android用のWindows Appではリモートデスクトップ接続が使えるのに、Windows用のWindows Appでは使えないのです。
Microsoftは「Windows Appでリモートデスクトップ接続がサポートされるようになるまで」、Windowsユーザーを接続する際はWindows内部のリモートデスクトップ接続を使用することを推奨しています。
さて、そのサポートがいつ実現するかは明らかになっていません。
Windows Appは、アイデアとしては優れていますが、いくつかのところでは未完成のアプリです。
抱えられている問題や、制限に関する公式ページも用意されているので、MicrosoftリモートデスクトップからWindows Appへ移行するつもりの人は注意が必要です。
また、利用には職場か学校用のMicrosoftアカウントが必須なので、(少なくとも)いわゆる個人ユーザーは利用できません。これからWindows Appがどのように発展していくのか、その動きに期待が寄せられています。さらに、リモートワークの普及により、より多くのユーザーがこの新しいアプリを利用することが予測されます。
マイクロソフトが提供する新しい「Windows App」に関して、今後の発展を見守る必要があります。興味を持たれている方は、ぜひとも最新情報をキャッチしておくことをおすすめします。