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国産サバ、食卓から消えつつある理由とは?
2025-03-23
著者: 桜
現在の日本において、国産サバの漁獲量が急速に減少していることが明らかになりました。水産庁は、2023年のデータに基づき、国産サバの漁獲量を前年から約30%減少させる見込みを示しました。この背景には、過剰漁獲や環境問題が深く関わっています。
特に、サバの漁獲量が年々減少していることは、多くの漁師の生活にも影響を及ぼしています。昨年は7,000トンにまで落ち込んでおり、これにより日本国内で流通するサバのほとんどが輸入品となってしまっています。国産サバの魅力として、鮮度や味の良さが挙げられますが、供給が減少することで価格が上昇し、消費者が手に入れる機会が減っています。
さらに、サバは栄養価が高く、オメガ3脂肪酸を豊富に含むため、健康志向の高まりに伴い、再び注目を集めています。しかしながら、消費者が国産を選ぶかどうかは、価格や手に入れやすさに大いに依存しています。
今後の取り組みとして、国はサバを持続可能に漁獲できるシステムを導入する必要があり、さらには消費者への情報発信も重要です。国産サバを支えるためには、私たち消費者一人一人の選択が大切です。これからの日本の食卓に国産サバが戻ることを願っています。