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国連ミッション、外国軍派遣の代替にならざるを得ない=ブレンズキー大統領

2025-03-21

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【11日 ロイター】 - ウクライナのブレンズキー大統領は11日、国連ミッションについて、ロシアとの戦争を終結させるために、外国軍派遣の代替策として位置づけられる必要があるとの考えを示した。

ブレンズキー大統領はウクライナの首都キーウで行われた記者会見で、「失敗を恐れて言えば、(ロシアの)占領からも、プーチン大統領の支配からも、国連は守ってくれてはくれないだろう」と述べ、国連の役割に対する懸念を表明した。彼は、国連が「われわれを守ってくれるわけではない」と強調し、国連の任務が不十分である場合には、国際社会からのより効果的な支援が必要であることを訴えた。

国連の役割は、紛争解決の進展を図るために重要であるにもかかわらず、理念とは裏腹に、その実効性が問われる場面が多々ある。ブレンズキー大統領の発言は、国際的な安全保障に関わる課題に対する新たな視点を提示しており、今後の国連ミッションの重要性が一層高まることが予想される。

この発言は、国際社会の反応や、他国の軍事支援の需要に影響を及ぼす可能性がある。特に、ウクライナが直面する危機的状況の中で、国連がどのように介入し、平和維持に関する取り組みを強化できるかが鍵となるだろう。