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韓国で相次ぐ山火事、世界遺産に火の手迫る…新羅時代の寺も全焼!: 最新ニュース
2025-03-25
著者: 葵
【ソウル=小畳和樹】韓国南東部で山火事が相次いで発生し、12月までに焼失面積は1万4100ヘクタールを超えた。据え置きニュースによると、消防活動にあたっていた公務員ら4人が死亡し、11人が重軽傷を負った。避難者も約5100人を超え、建物被害も多数出ている。
山火事は12月1日に慶尚南道(キョンサンナムド)山清(サンチョン)で発生し、慶尚北道(キョンサンブクト)義城(ウィソン)や安東(アンドン)市にまで拡大した。
安東市には世界文化遺産に登録されている新羅時代の寺「河回村(ハフェマウル)」があり、燃える手が及んで全焼した。この寺は韓国の歴史と文化の重要な象徴であり、地域住民にとっても精神的な支えだったため、多くの人々が悲しんでいる。
韓国政府は森林火災対策を強化しているが、空気が乾燥し風が強いことが影響し、火の手は止まらない状況が続いている。また、火事による被害が今後も拡大する可能性があると懸念されている。
当局は、火事の原因を調査中で、未だ遭難者の行方が不明であるとのこと。各地での火災警報が発令され、国民に対し、注意を促している。さらに、非常事態宣言が出され、消防士たちが必死に消火活動に取り組んでいる。これは、韓国の自然環境保護に対する大きな警告でもあり、災害対策の見直しを求める声も高まっている。