科学

火星でネット環境整備中。移住しても仕事ができそう

2024-11-23

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火星への到達は目標の半分でしかない…

最初に人類が火星へと降り立つ日はいつか?本気で火星への移住計画を進めているとされるのは、テスラの創業者イーロン・マスク氏ですが、火星にインターネットを整備する計画まで進んでいます!

Marslinkで高速インターネット

SpaceXが打ち上げている「Starlink」の高速インターネット衛星が日本でも身近な存在になってきています。宇宙からも、空が見えているところなら通信環境が整う時代になりつつあります。実際、Starlinkは地球低軌道に7000基以上が投入されていますが、最終的にはその6倍の数を常時打ち上げ、もっと世界中隅々まで通信環境を整える計画をしているそうです。

そんな中、SpaceXはNASAの火星探査計画への貢献をまたまた発表しました。火星の周回軌道上にも、SpaceXが高速インターネット衛星を投入し、火星で快適な通信環境を整える計画が明らかになっています。これはStarlinkから派生した「Marslink」の誕生につながるのでしょうか?

実は複数企業が計画中

Mars Exploration Program Analysis Groupは、SpaceXが独占的に技術提供を行っているわけではないと述べています。今回のMarslinkのようなプロジェクトは、ロッキード・マーチンやブルーオリジンといった企業からも提案がされているのです。ただし火星を目指すならば、まずは火星に長期居住しながら、通信環境も整えた定住目標が送り出されている様子まで伝わっています。

なお、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げたブルーオリジンは、これまでにもイーロン・マスク氏の率いるSpaceXと熾烈な競争を繰り広げています。火星といった新市場のフォロンティアを奪っても、すべてに戦いの始まりともいえるでしょう。その時には協力し合っても、しのぎを削るライバルたちが、今後も技術革新を加速させていくことでしょう。火星にインターネットが整備される日が待ち遠しいです!