■報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 ◆１７日、宮里・宮里ＬＴ＝１６時スタート、パー１８　

３打差の単独首位で出た榊木志保（大和ハウス）が３バーディー、１ボギーの７２をマークし、通算１２アンダーで回り、完全優勝を果たした。優勝獲得賞金は、メジャーでは初となる３０００万円。最終日から首位を譲ることなく持ちこたえた。

榊木は「本当に辛い展開だったけど、オーバー（パー）だけは避けたかった」と明かした。初日から首位を独走していたこともあり、プレッシャーは強かったが、「いつも通りにすることを心がけた」ことで完全優勝を達成した。

新パターを前週から投入したことが奏功し、「いいリズムでストロークできた。これからもこの調子でいきたい」と手応えを感じている様子。来季も日本ツアーでゴルフを続けていく意向を示した。

一方で、万全のコンディションには程遠く、まだ不安も多いと語った榊木。「また来年も日本ツアーで頑張りたいので、毎日しっかり練習を続けていく」と意気込みを話していた。次回の試合は、１２月の新ツアー開始前に行われる見込み。

■榊木志保（サカキキ シホ） 1999年10月21日生まれ、東京都出身。12歳の時からゴルフを始め、2017年にプロ入り。2019年にはアマチュア時代に日本女子オープンで優勝し、先日には初のメジャータイトルを獲得した。もともと体力に自信がある榊木は、持ち前の強さが発揮され、最終戦でもその実力を遺憾なく発揮した。来季のさらなる飛躍が期待されている。