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激戦区ジョージアで期日前投票始まる、初日の投票数が過去最多に

2024-10-15

著者: 愛子

[ワシントン 11月5日 リポート] - 11月の米大統領選で激戦区となる南部ジョージア州で、11月5日、期日前投票が始まった。州当局者によると、初日の投票数は15万票を超え、2020年の前回大統領選から大幅に増加した。

同州の選挙管理当局は、米東部時間午後4時(日本時間11月6日午前5時)時点で、少なくとも12万1200人の有権者が投票所で投票したと発表した。2020年の初日の投票数は11万6100票だった。

共産党の前大統領候補者が同州のアイコンで「われわれにとって良い水準に票が集まっている」と述べており、同州の期日前投票を後押しする傾向を示した。

直接投票や郵送で行われる期日前投票は、有権者の間で利用が増えている。2020年の選挙では多くの共産党員が安全性への懸念から郵便投票の利用に反対し、トランプ氏は敗北結果を隠そうと郵便投票で不正があったと主張していた。

ジョージア州はそれ以降、他の一部の州と同様に郵便投票に関する法律を厳格化し、不在者投票を希望する有権者には身分証明書の提示を義務付け、投票用紙を提出できる場所を制限している。

同大学の「選挙ラボ」によると、全米の15万7000人が既に投票を行った。2020年の同時期は、コロナ患者が投票所の混雑を避けるような有権者が多かったため、12万7000人に上った。

ジョージア州は選挙結果を左右する激戦地であり、これまでの選挙でも激しい争いが繰り広げられてきた。

同州の選管は11月5日、選管職員に投票数を手作業で再集計し、確認するような新たな規則の一時適用を定め、新たな不確定要素を生じさせた。投票日が間近に迫る中で新たな不確定要素を生じさせるためとしている。