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兼作米、都市の価格が4%上昇 月内に追加の入札へ - 日本経済新聞

2025-03-14

著者: 芽依

農林水産省は14日、政府の兼作米の放出を受け、初回分の入札結果を発表した。競売の平均落札価格は60キログラムあたり2177円で、競り負け価格を基準にすると4%高い水準となることが分かった。農水省はさらに2回目の入札も月内に実施する予定である。

予定していた15万トンのうち、14万トンが米大手集荷業者によって落札された。入札に参加した大手業者は今回、農水省が公表する相対取引価格をベースに輸送コストを加算して競りを行う模様だ。

さらに、市場関係者によると、米の需要が高まっていることから、価格上昇が続く可能性があるという。特に国内の消費動向が回復傾向にあるため、米の需要が増加し、価格に影響を及ぼすことが予想されている。今後の入札結果にも注目が集まっている。