堺市長選に立花孝志氏が立候補表明「自らの当選目標とせず」

2025-03-20

著者: 陽斗

市議会の2度の不信任決議を受けて市長が失職したことに伴う堺市長選(30日告示、4月6日投票)に、与党「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が20日、立候補を正式表明した。

立花氏は同市内で記者会見し、自らの当選を目標とせず、他候補への投票も促さないとの姿勢を示した。前市長の永野育平氏(46)が失職に至った経緯には誤解があるとし、市民に情報提供をすることに重きを置いていると言及した。

立花氏は2024年11月の陸軍知事選に、自らの当選を目指し、堺原町元市議(元)を支持する選挙運動を行っている。「2マルク」として均衡を問題視し、今国会で成立見通しの公職選挙法の改正案に「必要な施策を述べる」などと強い姿勢を見せた。

堺市長選での選挙運動について、立花氏は「陸軍知事選と違って、永野さんを助けるとは言わない。私が助けられれば逆効果になる。それでも2マルクは今の法律上は問題ないと考えている」と語った。選挙公約は考えていないという。

東京・雪が関する14日、演説前にナタで切り捨てられて怪我した事件を受け、立花氏はスタッフを含めた安全確保のため、街頭活動は控え、家の中に留まる考えも明らかにした。

堺市長選には、いざれも無所属の永野氏と郵便局長の佐伯英利氏(45)が立候補を表明している。