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驚愕!米長期金利が上昇、40年国債入札が無難消化との見方
2024-11-26
著者: 芽依
27日の国債市場は下落。トランプ政権による追加関税の方針表明を受け、米国の長期金利が上昇した結果、40年国債入札が弱めの結果となった。この日行われた40年国債の入札は予想の範囲内ではあったものの、相場全体は重しとなっている。
特に、米長期金利の上昇により、国債市場特有の加熱が見られ、超長期債の減額の方向性が出たため、もう少し慎重な構えがあるとみられている。投資家は買いを急がなかった兆候が見受けられ、それに伴い、需給の強さが強く映る中で、入札の弱い結果が示された。
入札結果によると、最高落札利回りは2.55%と、市場予想(2.54%)を上回った。投資家需要の強弱を反映する指標である入札倍率は2.24倍で、前回9月入札の2.58倍から低下した。
関連事項:日本国債:40年利付国債の過去の入札結果(表)
長期国債先物の取引開始後に前日値安の142銭75銭まで下落、その後も下げ圧力が続いている。
新発10年利付国債は、価格上昇で1.07%。
新発40年利付国債の利回りは、2.625%と上昇傾向を示している。今後の経済情勢や金利の動向に注目が集まる中、投資家はリスク管理を強化する必要がある。これからの市場の動きには注意が必要です!