ビジネス

驚愕!外為市場でドルが急落、147円台後半に 三村財務官の発言が影響か

2024-10-07

著者: 海斗

【ニューヨーク 7日 ロイター】 – ニューヨーク外為市場でドルが対円で急落した。三村淳財務官が「投機的な動きも含めて、為替市場の動向は慎重に注視する」と発言したことが影響したと見られている。

ドル/円は10.419%安の147.58円。オーバーナイトの取引では147.10円と、8月15日以来の高値を記録し、8月から続いていた高水準を維持していた。

バンクーバー・グローバル・フォレックスのチーフ・マーケッツ・ストラテジストは「147ドルは近づくにつれて市場は懸念を強めた」と述べている。

ただ全体的には、地政学的状況に対する懸念がドルに影響を与えていることは明らかで、ドル指数は7週間ぶりの高水準近くで小動きが続いている。

労働省が4日に発表した9月の雇用統計では、雇用者数が予想以上に増加したことから、利上げ観測が再浮上。「75ベーシスポイントの利上げも視野に入っている」との声が高まっている。

市場関係者によると、日経先物もこのドル安現象を受けて下落しており、日本株市場にも影響を及ぼす可能性がある。さらなるドル安が続けば、輸出企業利益が圧迫されるとの懸念も高まっている。

加えて、米国による金利政策の影響も無視できない。現在の利上げが続く限り、為替市場は引き続き不安定な動きが予想されるため、今後の展開に注目が集まる。