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サウジ系ファンド、任天堂株の保有比率引き下げ 7.54%に

2024-10-08

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【東京 18日 リポート】 - サウジアラビアの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が、任天堂(7974.T)の株式保有比率を引き下げたことが、18日に関東財務局に提出された変更報告書で明らかになった。保有比率は直前の報告書に記載されていた8.15%から7.54%に低下した。報告書によれば、保有比率の引き下げは、11日付けの決算発表の日にも行われた。

今回の報告で示された売買状況によると、PIFは12月11日から10月11日までの期間において市場内で少しずつ株式を売却していたことがわかる。

任天堂は、最近の業績でも注目を集めており、特に新作ゲームの発売や、今後の業績見通しが期待されているが、投資家の動向には様々な影響が出ている模様だ。すなわち、サウジアラビアの投資家が株式の一部を手放した背景には、経営戦略の見直しや市場の変動に対する警戒感があると推測される。

任天堂の2023年の業績に関する最新情報によると、売上高は増加傾向にあるが、他のゲーム企業との競争が激化しているため、今後の動きに引き続き注目したいところだ。さらに、この変化が今後の株価にどのような影響を与えるのか、投資家の関心が高まっている。