中古車販売大手の旧ビッグモーター（BM）は、修理不正への対策を引き続き講じており、11月下旬から被害を受けた顧客への返金対応を開始することを発表しました。損害保険会社や顧客への返金額は全体で数十億円に上ると見られています。

旧BMは、2018年1月から2018年8月までに旧BMで修理を受けた20万人の顧客に対し、11月下旬から被害の有無にかかわらずお詫びの手紙を送付する予定です。その際、「不正請求があった場合は、全額返金します」とのメッセージも含まれます。また、過去18年間の事例の返金を優先し、17年前より前の事例は進捗を踏まえた上で対応を進める方針です。

不正請求の有無は旧BMや各保険会社の記録をもとに判断されます。これまでのところ、18年以上の事例に関しては、すでに返金が進められているとのことです。しかし、新たに不正請求が発覚する可能性も残されており、元社員や顧客からの情報提供が今後の重要な鍵となるでしょう。

この動きは、顧客の信頼回復を図るための大きな一歩とされており、業界内での反響も大きいです。不正問題の影響で、多くの顧客が不安を抱えていますが、ビッグモーターの真摯な対応が期待されています。