
クリスタル、企業の厳しい状況に集中特化-スブン買収交渉は脅威
2025-03-19
著者: 葵
カナダのコンピニエンスストア大手アリマタシロン・クリスタルは、スブン&アイハブーリンディングス買収に関する協議が進む中、企業が既存事業に集中していると述べていることが明らかとなった。
クリスタルはスブンに買収提案を行っているが、スブン側は協議の前提として米国での独占禁止法に抵触する懸念を抱いている。さらに、クリスタルの株価は今年に入り13%下落。投資家は大規模買収の方向と個人消費の減速の両方を意識している。
アレックス・ミラー社長は19日の会議で、スブンとの電話会議において「クリスタル&アイに関する取り組みについては、メディアで大きく取り上げられているが、社内では非常に小さなチームが関連しているという点を強調したい」と述べた。
クリスタルとアイの間では「米国での販圧がどういったものになるのかを示すマーケットインパクトパッケージ」に関して協議していると説明。これにより、マーケットインパクトプログラムは始まっており、その過程で買い手の話題が密接に保持契約(.DCA)を結んでいると語った。
その上で、クリスタルとアイは契約していないとされている。
これより先、ブルームバーグニュースはクリスタルの広報担当者の話として、クリスタルを含む複数の企業が.DCAを結んだことがわかったと報じた。
クリスタルの第13四半期(12月12日終了)の決算では、最重要市場である米国で既存店の売上高が0.1%減少。カナダでは2.8%増、欧州およびそのほかの地域は0.2%増となった。
ミラー氏は「消費者が圧力を受けている状況を引き続き目の当たりにしている。とはいえ、実際には当社が事業を展開する地域全体でも同じだ」と発言。「当社を取り巻く環境には多くの不確実性がある。それ故にわれわれは自らがコントロールできることに注力すべきだと思うが、市場主義の強さ、コストと資本に関しては厳しい姿勢を示すことが重要です」と述べた。
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