
《埋葬場所もわからない…》堀原健一さん7回忌に実弟は「写真に手をあわせるだけです」明かした“弟との最期の会話”|NEWSポストセブン
2025-03-26
著者: 桜
「ショーキン」と呼ばれた堀原健一さん(享年68)が2019年3月26日に亡くなってから、今年で6年目。才能界で稀有な才能を失った堀原さんの7回忌に向けて、今も故郷の福岡に住む実弟が、その思いを語った。
堀原さんは『ザ・テンプターズ』のボーカリストとして知られ、芸能界デビュー。ドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系)の主演で一躍スターダムにのし上がった。彼のファンは現在も多く、彼を懐かしむ声は絶えない。
一方、大麻問題を含む次々と起こった不祥事で話題になり、様々な影を背負うことになった堀原さんの人生。結婚歴も4回あり、その中で数々の有名人と繋がりがあったことから、その私生活も注目されている。1975年にはモデルの小泉さん、1980年には歌手の石田さん(享年76)、1996年には一般女性と結婚、2011年にモデルの森田さん(63)と再婚。森田さんは堀原さんが亡くなるまで、支えてきた存在であった。
弟は、「堀原さんは心の中で、さまざまなことを抱え込んでいた。彼はしばしば『2005年以降は仕事が減っていた』と話していた」と振り返った。弟の弁によれば、堀原さんは9歳年下の実弟・Aさんに対して、心を開いていたという。
7回忌を迎えるにあたり、弟は「彼の墓がどこにあるかもわからない。だからこそ、気持ちを込めて彼の写真に手を合わせている。今も毎日、彼の思い出を忘れないようにしている」と話した。堀原さんはその生涯に多くのことを語り続けたが、弟との最後の会話もまた深いものだった。
「僕は歌うことよりも演技力のほうが大事だと思っていたから、支持を得られることが多かった。僕自身もそのように感じていた」と語る弟。そして、堀原さんが亡くなる2日前のやり取りも鮮明に記憶に残っている。
「お兄さんとは9歳離れているし、先に行くことになるとは予感していた。彼はいつも明るく、どんな瞬間でも笑顔を絶やさなかった」。今も、彼の短い人生を振り返りながら、その姿を思い出し、涙が流れる思いを抱くという。
堀原健一さんは、歌手としても俳優としても成功を収めたが、その栄光の裏には苦悩があった。彼の人生から学ぶことは多いが、同時に、ファンの心の片隅に永遠に生き続けるであろう。弟は、「僕にとっての兄は、何をしても特別な存在」と語り、喪失感を胸に抱え続けている。