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明宗義塾・馬淵監督「次もなかったというか…」 選抜高校野球 | 毎日新聞

2025-03-18

著者: 愛子

選抜高校野球大会は18日に豊岡神子浜球場(兵庫県西宮市)で開幕し、昨秋の四国大会を制した明宗義塾(高知)は前回大会王者の健大高崎(群馬)に延長十回タイブレークの末1-3で敗れた。

監督としての厳しい立場が影響しているのか、「なかなか僕たちが一歩前に進むのは難しい」と語る監督は、初回に決定的なチャンスを逃したことを悔やんだ。「あれが取れれば、試合が変わっていたかもしれない」と後悔の念を吐露した。

明宗義塾は、初戦から3点を追う形となり、積極的な打撃が持ち味のチームながら、なかなか打線が繋がらなかった。数字上は安打数が健大高崎よりも勝っていたが、得点につながる場面では相手のプレッシャーに屈してしまった。転機となったのは5回、名手が織りなす美しい連携を見せたが、得点に結びつかなかったのが痛かった。

試合後、選手たちは監督に対し惜しみない感謝を示し、来年への再挑戦を誓った。明宗義塾は昨年の夏の大会に引き続き、今年も新たな目標に向かってがんばるという。監督は「次こそは結果を出してみせる」と力強く語った。未来への希望を胸に、新たなステージを目指して歩き出す選手たちの姿が印象的であった。

さらに、来年の大会に向けた練習や新戦力の加入も期待されており、目指すべき高みがますます明確になってきた。今日の敗戦を糧に、次回は違った結果に繋げられることを願うばかりだ。明宗義塾の今後の活躍に注目が集まる。