ミズーリ州では急速に感染者数が増加していることが報告されている。2023年に入って3カ月足らずで確認された感染者数が昨年の総数を上回った。これに加え、関連した死亡者も前年度比で増加を見せており、深刻な影響が出ている。

特に、本年の最初の報告となる14日には、308件の症例が確認され、その後も301件に達するなど、前週比36%増加した。このままのペースで推移すれば、過去1年間で報告された285件という数字を大きく上回る可能性がある。

保健当局によると、感染が広がっている14州では、感染者数の大半がワクチン未接種者で占められており、予防接種を受けていない人々が蔓延の主な原因となっている。

ミズーリ州では、10年ぶりの死亡者数も報告されており、特に感染者数が急増する中でも、14日時点の州の集計によると、年初来の同州の症例数は明らかに増加している。全米全体においても、重症患者数は未接種者の割合が高いことが懸念されている。

同州内で観察されているのは、感染が広がりつつある地域の特定で、特に農業地帯などではコロナ対策が十分に講じられていない状況が見て取れます。

さらなる深刻化を防ぐため、専門家は早急なワクチン接種の推奨と普及を呼びかけており、特に後遺症を抱える子どもたちに対する医療支援の重要性も強調されている.