科学

木星の衛星エウロパ、100万人が呼吸できる酸素を生成していると判明!

2025-03-16

著者: 健二

2024年3月8日の記録を更新し、再投稿いたします。

もうやったのか…!?

人類は地球外生命体の存在を見つけるため、数々の探査を試みてきましたが、最近の研究によって、木星の衛星エウロパの下層に液体の水が存在し、二酸化炭素の存在まで確認されました。さらには、豊富な酸素が存在する可能性があるとも言われています。これは驚くべき発見であり、生命を支えるための条件が揃っているのではないかと注目されているのです!

毎時1000トンもの酸素が生成されているとのことです!

NASAの探査

NASAは木星探査機Juno(ジュノー)を通じて、エウロパを観測してきました。また、JunoにはJADE(Jovian Auroral Distributions Experiment)という観測機器が搭載され、その解析結果が「Nature Astronomy」に掲載されています。

その中で明らかにされたのは、木星の周囲を回る電場がエウロパの下層の海に衝突し、水素と酸素が生成されているという事実です。驚くべきことに、酸素の生成量は24時間で1000トンと推定されています。これは、単純計算すると100万人が呼吸できる酸素の量なのです!

期待される生息可能性

生息可能な環境が整うことを期待する声が高まっていますが、実際のところ無限の酸素があるわけではありません。

この生成量だけを聞くと、この酸素がエウロパでどのように作用するのか疑問が湧いてきますが、科学者たちは初期の段階では、毎時1000トンの酸素が生成されていることが期待されています。

1000トンの酸素について、一日に26ポンド(約11.8kg)という生成量に換算されます。確かに毎時1000トンの酸素の期待値よりは低いですが、少なくとも存在していることが事実となります。この酸素が下層の海にある水にも存在している可能性は十分にありますよね?

未来への期待

生命体の発見への期待はますます高まります。何といっても、次なるNASAの観測は2030年に予定されている「Europa Clipper」に捧げられる予定です。また、欧州宇宙機関(ESA)も2020年に「JUICE」を打ち上げ、エウロパの観測を継続します。これからどんな新たな発見がされるのか、とても楽しみです!

このような発見が進む中、私たちが知る宇宙の姿はどのように変わっていくのか、ますます希望に満ちた未来に期待が寄せられています。