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Netflix、歴史上最悪の情報流出を法的対処 : 映画ニュース

2024-11-25

著者: 蒼太

クリファオルニア北部地区裁判所は11月22日、グルマーに対し、Discord社に関する未公開映像の流出に関するユーザーを特定するための情報提供を命じる緊急命令を発行した。Discord社は、テキストチャット、音声通話、ファイル共有などが可能なSNSで、世界で7000万人以上のユーザーを抱える。

この法的措置は、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づくもので、著作権者による匿名ユーザーの特定を可能にするものだ。問題となっているのは、Discordユーザー「@jacejohns4n」による「イカゲーム」シリーズに関する著作権で保護された画像の投稿。同ユーザーは現在削除されたX(旧Twitter)アカウントにリンクされたTelegramのインタビューで、「ストリーミング史上最悪の流出」と自己称している。

この流出事件では、「イカゲーム」の他、「アーカイン」、「ハーツストライク」、「ダンデレータ」「タイミングスタンプ」といった多数の作品の未公開エピソードがインターネット上に投稿された。これらはポストプロダクション段階の特徴を含んでおり、これらがポストプロダクションの重要要素であることを示している。

Netflixは8月に、同社のポストプロダクション関連企業がハッキング被害を受け、複数作品の映像が流出したことを確認。この後の調査で、クリファオルニア州に本社を構える映像制作企業Iyuno社が被害に遭っていたことが判明した。同社はAmazon Studios、BBC、ゴルフ・ディズニー、HBO、ドリームワークスなど大手配信企業を顧客に持つ。

「当社は最近発生した機密コンテンツへの不正アクセスに関するセキュリティ問題を認識している。顧客の機密保持とコンテンツのセキュリティ確保が最優先事項だ」とIyuno社の報道担当者は述べている。

著作権保護を巡っては、Discord社が韓国のゲーム会社Nexon社との間で「不適切で過度な過失」となるDMCA緊急命令の発行を巡る訴訟中である。「Discord社は法的利益を受けるが、著作権主体のパートナーとなることは利益に含まれない」と同社の法務担当者は言っている。

今回の未公開映像流出をめぐる法的措置の方向は、配信業界全体のコンテンツ保護とプラットフォームの法的責任の在り方に大きな影響を与えそうだ。