「オルカン」を買うよりも絶対良い…上場企業4000社から「優良銘柄」を見極めるシンプルな方法!
2024-11-24
著者: 愛子
株式投資で資産を増やすにはどうしたらいいのか。実業家の嶋川美文さんは、「日本の上場企業は約4000社ある。ポートフォリオに組み込むのは5社で十分だ。自分で分析するのではなく、信頼に足る情報から投資先を選べば良い」と語る。当記事は、嶋川美文・後藤達也『嶋川・後藤流 投資の思考法』(ニュースピックス)の一部を再編集したものです。
世界で最も優れた投資家が「死んだ人」
「あなたは世界で最も突出している投資家を覚えていますか?それはズバリ、『死んだ人』です。死んでしまった人は、持っている資産を売ることができないため、取引が行われません。」と語りかける。
死んでしまった人は、一切の資産を売ることができない。例えば、10年前に100万円分のビットコインを買っていたとしたら、そのビットコインを手放すことはない。結果として、保有し続けていたら現在の価値は2億円を超える。
それでも、生きている人間の大半は、「10倍になった!」と喜び、途中で売却してしまう。短期の値動きに一喜一憂し、投資をしたことすら忘れてしまうことも多い。
長期投資は個人にとって有利
世界各国の証券は数十年単位というスパンであれば、どの時期を取っても、どんな場合でも値上がりし続けています。株は長く保有するほど、最終的に勝てる可能性が高くなるのです。
もし10年後・20年後の世界を長期で見通すのであれば、プロの投資家でさえ不可能なことです。一般個人との違いは、長期での安定した利益に着目しているかです。投資家は当然のことながら、短期的なトレンドに左右されがちですが、成功する投資家は「長期での資産形成」という視点を持っています。
つまり、短期取り引きは無理な集合になっています。投資のともに持てるのは、長期投資の方が合理的で、実際に利便性も手にしやすいということです。
また、最近ではSNSなどで「資産100億円」といった極端な成功事例が目につきますが、こうしたケースは本当に稀有な事例。多くの人は普通の成長を遂げることができ、確実性が高いです。
短期取引にはプロの集団が存在する。優良な人材を多く抱え、巨額の資金運用で、リターンを監視し、10,000分の1秒単位で利益を取っている。個人1人が短期取引でなかなか勝てる可能性は少ないし、万が一勝てたとしても、かなりの低い確率だと言えます。
一方で、10年後・20年後の世界を長期で見通すのは、プロの投資家でも難しい問題です。一般の個人との違いは、投資手法を平易に選択できるかです。そのため、長期にわたる適正な投資は理にかなっており、利益を引っ張られるのも現実的です。
つまり、短期投資はプラスが実際に生じるのは、投資家の短期目標を持ちながら評価されるのが、長期で持つに越したことはないと結局、言えます。