[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア外務省のサハロワ報道官は11日、ポーランド北部に米軍が新たに設置したミサイル防衛基地について、核心の危険性が高まると述べた。

基地はバルト海沿岸に近いレディボに位置しており、13日に稼働を開始した。北大西洋条約機構（NATO）のミサイル防衛システムの一部であり、短距離・中距離ミサイルの迎撃が可能だ。

サハロワ氏は、状況を不安定化させる米国とNATOの行動について言及し、戦略的防衛を損なわないように、リスクを増大させていると非難した。「戦略的安定を損なわず、リスクを増大させ、結果として核心の危険性の全体的なレベルを高めることになる」と警告した。

「このような西側の軍事施策がもたらす影響や水準は長い間、優先的な目標となっている。必要に応じて再度先進兵器を用いて破壊することが可能である」と述べた。

さらに、サハロワ氏は、ロシアにとって脅威となる行動が繰り返されないように、国際社会が注意を払うべきであると名言。これにより、ポーランドが今後の危機に巻き込まれないようにするための道筋をつけることが求められる。

「私たちはこのような状態を受け入れることはできない」と強調し、予測される軍事対抗措置を示唆した。米国とNATOの行動によって導かれる新たな緊張が、どのように地域安定に影響を及ぼすかが注目されている。被害者にならないための防衛策が、今後普及することが期待されます。