
「プロデューサーは初で最後のつもり」 宇野昌磨さんが語った熱い思い
2025-03-25
著者: 陽斗
フィギュアスケートで日本男子初の世界選手権連覇を果たした宇野昌磨さん(27)が、毎日新聞の取材に応じた。現在、自身が初めてプロデュースを手掛けるアイスショー「Ice Brave(アイス・ブレイブ)」の準備に追われている。出発したのは、地元愛知県の名古屋市で、特に公演に向けて強い意気込みを持っている。彼は「自分がプロデューサーとしてできることは精一杯やりたい」と話す一方で、"初で最後"の思いで挑むことを誓った。
宇野さんは「自分が3人ほど必要だと思う」とし、今回のショーのコンセプトについて明かした。完全に新しいものを目指す一方で、キャストの強化なども重視し、今のシーズンで見られる最高の状態をお届けするという。その中で特に、自分らしさが最も表現できるショーにすることを心掛けていると語った。
昨年5月のアイスショーでは、引退後のテーマに特化した座談会が行われ、プロデューサーからの出向に関する心配もあったが、もう一度見てほしいという意欲が湧いているようだ。最近の練習では、特に自分がどれだけ進化したかを実感しているものの、まだまだ全力で取り組んでいる姿勢を見せている。「大人の余裕」ではないが、苦しみながらも自分に与えられた立場で新しいショーを創作していく姿勢には、決意が表れている。
さらに、宇野さんは「大きな余剰ではなく、見ている側が疲れること、走り抜けるようなイメージで表現していきたい」と願っている。ファンや観客に素晴らしい体験を提供したいという思いが、一つの励みになっているとのことだ。
アイスショー「Ice Brave」は、愛知県の名古屋市で行われる予定で、スケジュールとともに新しい試みやコラボレーションも期待されている。宇野さんは「フィギュアスケートだけに留まらず幅広い感覚で楽しんでもらえたら」と話し、これからの公演への試行錯誤が観客に喜ばれることを願っている。