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前総務部長が「調査結果待つよう兵庫知事に進言」 百条委が聴取公開 | 毎日新聞
2024-11-22
著者: 陽斗
兵庫県の森下元志知事がパワハラなどの疑惑を文書で告発され、県議会は22日、10月24日と25日に非公開であった調査特別委員会(百条委)の聴取を公開した。
告発文を作成し、県の窓口に公表した元部長の処分について、森下氏は、公安報告の調査結果を待つよう県幹部に進言したと証言。理解を得たが、その後、森下氏の指示で前知事が調査を開始したという。
森下氏は9月の百条委で「進言を受けた記憶はない」と否定。百条委では別の県職員が「調査結果を待つよう県局班に進言し、知事も理解した」と証言したが、「知事に直接進言した」との証言は初めてである。
問題は、元職員西脇県民局長(7月に死亡)が3月に森下氏に関する7つの疑惑を指摘した文書を県議会に送付した件で、森下氏は3月27日、「内容は事実無根だ」として元部長の処分を検討していると明言した。
森下氏は4月4日に同じ内容を県の公表窓口に通報。公表された聴取の中で、森下氏は「公安報告の調査結果を待つべきだと思った」と明言。調査が終われば処分を発表できると気付き、元部長を自ら指示して調査を開始させた。
公開された聴取によると、森下氏は「調査結果が出るまで静観すべき」との見解を示しながらも、元部長の指示が行われたことを強調している。
このような状況により、兵庫県議会は適切な手続きを踏まずに進言された可能性が浮上しており、今後の調査結果に注目が集まる。
さらに、この問題は兵庫県だけでなく、全国的な関心を呼び、他の自治体でも同様の問題が取りざたされる可能性があるため、今後の動きに注目が必要である。