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サファリは今年もトラブル続出。耐久性勝負でトヨタ優勢、エバンスが首位に【ケニア2日目レポート】

2025-03-21

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3月21日(金)、2025年WRC世界ラリー選手権の第3戦『サファリ・ラリー・ケニア』のデイ2が行われ、TOYOTA GAZOO Racingのワールドラリーチーム(TGR-WRT)から出場しているエルフィン・エバンスが総合首位に立ちました。エバンスと彼のチームメイト、タナクのパフォーマンスが際立つ中、サファリラリー特有の厳しいコンディションが選手たちをますます難しい状況に追い込んでいます。

今年のサファリラリーでは、アフリカの厳しい自然に挑む選手たちの姿が見られました。特に、パンクやオーバーヒートなどのトラブルが頻発し、特に上位陣の選手にとっては大きな試練となっています。エバンスは第二ステージの途中で若干のトラブルを抱えながらも、他の選手たちを引き離して順調にゴールにたどり着きました。

また、伝説的なステージ、エレメンタリー・エリアでは、難易度の高い道を通過するために、車両の耐久性が試される場面が多く見受けられました。毎年、この特異なルートは参加車両に多大な負担をかけ、ドライバーたちの技術が問われるポイントです。いくつかの車両は故障し、リタイアを余儀なくされる選手もいたため、競争は一層熾烈さを増しています。

注目すべきは、サファリラリーがアフリカ大陸の自然の中で開催されるため、コンディションが例年通り厳しく、選手たちは精神的にも肉体的にも過酷な状況に直面していることです。また、サファリラリーの魅力はその不確実性にあり、リタイアや予期せぬアクシデントがいつ起こるかわからない点もレースのハラハラ感を生んでいます。

この大会は、トヨタの技術力とドライバーのスキルが試される場所でもあり、ファンたちにとっては目が離せないイベントです。土曜日のデイ3では、ますます盛り上がりを見せることでしょう。続報にご期待ください。