神戸・元町の商業ビルから飛び降りた、男性死亡 「人が落ちるところ見た」と通行人が通報

2024-10-06

著者: 結衣

10月6日午後10時頃、神戸市中央区元町通3にある商業ビルで、横断歩道で信号待ちをしていた男性(15)から「人が落ちるところを見た。意識がない」と110番通報があった。

近くのコンビニには男性の物と思われる携帯電話や財布、長袖のジャンパーが置き忘れられていたという。警備員に確認すると、ビル上に男性が落ちているとのこと。

この現場は、JR元町駅の南西600メートルのところで、神戸・中華街付近のにぎわいが広がるエリアだ。落ちた男性は35歳とみられ、約40分後に病院に搬送されたが、命を取り留めることはできなかった。このような悲劇が頻繁に起こっていることから、地域住民からは「もっと防犯対策を考えるべき」「ビルの管理者は何をしているのか」との声も上がっている。

警察は、男性が自ら飛び降りた可能性が高いとみて、詳しい状況を調査中だ。また、目撃者の証言を集め、事件の背景を突き止めるための捜査を進める方針だ。今後も、ビルの安全対策が求められることは間違いなく、地域の安全意識の向上も強く求められている。