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台灣PSMCとSBI、EV需要見誤る 半導体工場で提案解消 - 日本経済新聞

2024-09-29

著者: 芽依

台湾の力晶半導体(PSMC)とSBIホールディングスが提携し、半導体工場の設立に関する提案を解消しました。宮城県の半導体工場では車載向け半導体を量産し、収益を上げる計画でしたが、2024年に入って電気自動車(EV)の需要が失速し、顧客確保の見通しが立たなくなってしまいました。

「1年前から事業環境が急激に悪化した」とPSMCの幹部は語りました。

SBIと共同で半導体工場を設立することを発表したのは2023年7月、80億ドルの投資が予定されていました。しかし、EV需要の見通しが予想を下回り、計画の見直しが迫られています。アナリストたちは、急速に進化するEV市場の需要に柔軟に対応できる半導体を生産するため、新たな技術革新が求められると指摘しています。

実際、2023年はEVの販売が好調に見えた折でも、その背景には一時的な需要の高まりがあったことがわかっています。これからの市場では、持続的な成長を維持するための新たな戦略が必要不可欠になるでしょう。