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テスラ、ミッドルーム市場で史上最安値 所有者への嫌がらせや破壊行為の増加が一因か
2025-03-21
著者: 雪
テスラ車がミッドルーム市場で史上最安値を記録したことで、購入者が増加し続けていることが明らかになった。自動車情報サイト「CARSM.COM」の3月の調査で明らかになった。トランプ大統領がテスラ車を熱心に宣伝しているにもかかわらず、テスラ車の状況は深刻だという。
テスラの最高営業責任者(COO)アイロン・マスク氏が米政府で物議を醸す中、テスラ車の所有者への嫌がらせの報告が増えている。同社のシャーロットや車両の破壊行為の報告が増加しているという。このような事態は、同社中古車の再販価格と関係が深いとされている。
テスラはトランプ大統領が関与した政策により、過去の上昇がその後の下落に考慮されてしまった。昨年は世界販売台数が初めて減少し、中国での厳しい競争と欧州での販売の低迷に直面しているためだ。米国では、マスク氏が連邦政府のコスト削減措置に対抗すべく、反発を受けている。
テスラの中古車の調査数は過去1カ月で16%減少した一方、テスラ以外の中古電気自動車(EV)の需要は過去1年間で12%増加した。さらに、ポートフォリオに含まれるテスラ車の安全性とその影響も指摘されている。それに加えて、競争の激化とともに、テスラ車の所有者の中には再販売益が急減する一因として、これまでの愛着と矛盾が生じている可能性がある。