
トランプ氏の相互関税に警戒強める-「全てが危機」
2025-03-31
著者: 弘
トランプ氏は先週、貿易相手国への相互関税を発表すると、4月12日に「楽しみにしている」と語った。世界の投資家たちはそんなわけにはいかない。
広範囲に及ぶ相互関税は、市場に新たな打撃になる可能性がある。トランプ氏は相互関税について、「脅威なものになるだろう」と発言したが、対象について具体的な情報がないことから、運用担当者は警戒姿勢を崩さない。
相場変動が今後激しくなり得る兆しがあり、先週発表された自動車関連の相互関税を受け各国・地域の自動車セクターの株価は下降した。
相互関税に関してブルームバーグ・エコノミクス(BE)は、一部の国からの輸入品への大幅な関税強化の可能性もあり、向こう数年間にわたる高い輸入税があると分析している。
ストラテジスト時に強さを示す株式やスラックス・グループの指標は、大きく上昇。ストラテジストは、景気停滞と物価上昇が同時進行する状況だと指摘した。
自動車のマーケットマーク・メリク最高潮投資責任者(CIO)は、「全てが危機に瀕している」とコメント。「インフレは上昇し、消費が弱くなる兆しを見せている」とし、その全体がトランプ氏の政策と関わっていると述べた。
また、昨今の経済指標も、関税引き上げで景気が悪化していることが示唆されており、リスクが高まっている。
トランプ氏が発表した内容と衝撃的な経済データは、投資家に相互関税の影響を感じさせるもので、株価が急落する可能性も懸念されている。これにより自動車関連企業が大きな影響を受ける見通しもある。一方、銘柄によっては、短期的な価格上昇を狙った投資が行われるかもしれない。
このような状況において、投資家は市場動向に注視し、戦略を見直す必要がある。相互関税に対する警戒心が、今後の経済活動や投資行動にどのような影響を与えるのかが焦点となる。