◆国内女子◆Vポイント×SMBCレディースゴルフトーナメント初日（21日）◆紫CCすみれC（3500yd・パー72）◆晴れ（観客4755人）

「当然、緊張することは分かっていたので。とはいえ、楽しもうという気持ちでやってました」とプロ初戦の1日目を、緊張しすぎない形で振り返った。ルーキーの青木香奈子は5バーディ、4ボギー「71」で回り1アンダー8位。「自分ができることはやった」と笑顔を見せた。

宮城県出身の24歳は、昨年のプロテストで19位で合格。すでに9社のスポンサーがつく注目ルーキーの彼女だが、ここまでの道のりが長かった。宮城日大高を卒業した後は、地元のファニックスCCで研修生を務め、2023年11月までキャディとして働きながらプロテストに挑戦していた。

合格しなかなか結果が出なかった時期もあったが、「宮城にいると、なかなか挑戦に出られない」と再挑戦を決意。「宮城にいると、なかなか挑戦に出られない」と再挑戦を決意。結果が出ない中でも、向上心を持ち続け、「4回目に心が折れて」半年ほど離れた時期もあった。しかし、周囲からの支えもあり再挑戦を決めた。

アマチュア時代にも、プロの試合で活躍していた青木は、今大会でプロとしての実力を見せつけた。「ひとつずつ積み重ねて、自分の形が出来ればいい」と今年の目標を掲げる。彼女の活躍に、ぜひ目を光らせてほしい。当大会では、観客動員も好調で、今後の大会に期待が高まる。

注目選手として、今後の成長が期待される青木。その明るい未来に、目が離せない。