西田教授、投票率の低下を懸念 「報道が時代遅れ」

2024-11-25

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17日投票開票の兵庫県知事選において、パフォーマンス疑惑などで県議会の不信任決議を受けて失職した浜田元知事(47)が再選されました。浜田氏がネット交流サービス(SNS)や動画サイトで急速に支持を広げフレームに対する不信が指摘されている。一方の「敗者」は浜田知事。ネット選挙に詳しい西田亮介教授が報道の時代遅れを指摘しました。この選挙においては、浜田氏の得票数(111票369票)は2021年の前回選挙よりも25万票増えたが、得票率(45.2%)は1.7ポイント減少しています。投票率(55.65%)は前回より14.55ポイントも上昇しました。

浜田教授が「報道の時代遅れ」について、影響力のある報道媒体に対する不満を語りました。「実際、浜田氏の大勝という報道もありましたが、実は前回からかなり横ばいであるという印象を持っています。浜田氏が支持を維持したかどうかはよく分からず、論点もよく分からない。全体的に不信な選挙でした」と。

西田教授は税収などの影響を考えて、そうした選挙結果を受けて政府や政党が影響を受ける可能性が高いとも言及しました。また、ある政党が与党に流れたため、「県議会は全会一丸で浜田知事の不信任決議を成立させたが、一部の県議は浜田知事の支持に回った」とも述べました。

次に、新たな支持者の一団が増えつつある現状について、「SNSや街頭演説で支持を拡大しつつある浜田氏が、合意形成をうまく図る第一歩を踏み出す必要があると示唆しています」との見解も示しました。

西田教授は、SNSや動画配信での情報発信が、時代とともに進化する必要があることを強調しています。彼は、「新しいメディアは、有権者層の拡大を図りつつ、候補者が政策を伝える場として一役を担うべき」との考えを持っています。さらに、日本社会において、若い世代の関心を引きつけるために、「新メディアを活用した形での政策提示とコミュニケーションの重要性をしっかりと認識することが求められています」と述べました。

このように、今後の選挙における投票率向上のため、政治家や有権者が一丸となって新たなアプローチが必要です。特に、情報の発信方法において、時間に即した柔軟性を持たせることが、未来の有権者との関係構築にもつながるでしょう。