埼玉県春日部市にある総合スーパーマーケット「イトーヨーカドー春日部店」が、2023年10月24日にとうとう閉店することが決定しました。この店舗は1972年に開店し、1996年に移転して以来、地域の重要な買い物スポットとなっていました。

「クレヨンしんちゃん」に登場するストーココノカドーとしても知られ、時にはキャラクターグッズ店としても機能していたこの場所には、出入り口から地下1階、地上5階までの広い層に食品から衣料品、生活雑貨、文具など多彩な店舗が揃っていました。最も注目を集めたのは、改装された「ストーココノカドー」で、映画とコラボしたイベントなども行い、多くのファンを喜ばせていました。

店舗は最近、情報発信のための新たなコンセプトを取り入れ、様々な種類の展示やイベントを企画してきました。2023年7月には新たに店内のレイアウトを一新し、「ストーココノカドー」の再編が強調されており、クロージングが決まった後もファンからの期待が高まっていました。

閉店を迎えるにあたって、来店者からは「いつも賑わっていて、大好きな場所だった」「子供たちも楽しんでいたので残念」といった声が多く寄せられています。また、オトナだけでなく小さな子供のために設けられた遊び場も有名で、地域コミュニティの中心となっていました。特に、今年の3月には春日部市の女性（52）が「閉店前にどうしても行きたかった」と語り、閉店の影響を大きく感じている様子が伺えます。

さらに、春日部市は2018年に3階建ての「春日部ゆかりのアニメ」の定期イベントを設けた歴史もあり、今後は新しい店舗や施設が開発されるかどうかにも注目が集まっています。閉店後には、新たなビジネスの促進や人の流れを探る考え方が求められ、地域の発展に繋がるアイディアが期待されています。

最終営業日は24日午後7時まで。安全や近隣の交通状況にも配慮し、閉店セレモニーは行われない予定です。その影響で全国だけでなく、アジア圏からも多くの来客が訪れていたことがわかりました。これからも春日部市がどんな形で賑わいを取り戻していくのか、目が離せません。