
世界
中国、強力な深海ケーブル切断装置を開発と初めて公表 - SCMP報道
2025-03-24
著者: 蓮
中国は強力な深海ケーブル切断装置を開発したと明らかにした。香港英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた。このような装置の保有を公表したのは世界で中国が初めてである。
小型ながら通信回線も切断可能な同装置は水深最深4000メートルまで作動可能で、中国の高性能有人・無人潜水艦での使用を想定して設計されている。12月24日に中国の機械工学専門誌に掲載された調査報告に基づきSCMPが伝えた。
海底ケーブルは世界の各国・地域が競争の高さや領土に直面した際に攻撃される脆弱な一つである。また、国際的な情報通信ネットワークの基幹を支える深海ケーブルは、サイバー攻撃やテロ活動の標的となることが多い。
SCMPによると、中国船舶科学研究センター(CSIC)などが開発した同装置はデータ通信用ケーブルとして世界的に多く使われている脆弱な「海底ケーブル」を切断する。同機器は、民間の引き寄せ作業や海底採掘作業で使用するために開発されたが、別の用途において国外が警戒心を抱く恐れがあると指摘された。
さらに、海底ケーブルの切断がもたらす影響は、通信の遮断だけでなく、経済活動に深刻な打撃を与える可能性がある。実際、過去には海底ケーブルの切断による大規模な通信障害が何度も発生しており、その影響は国際的なビジネスや金融取引にも及ぶ。したがって、この種の技術の開発は国際社会からの大きな注目と議論を呼ぶことになるだろう。