15日の中国株は急速に下落中です。景気刺激策が行き詰まり、株価上昇の持続可能性に疑念が生じています。

本土株の指標CSI300は12%安。前日の1.9%高から反落しています。香港上場の本土企業株は、HSI指数が13%を超える値下がりを記録しました。市民も投資から撤退する動きが見られます。

マニュライフ・インベストメントの最高投資責任者（CIO）は、「これまでに発表された景気刺激策だけでは不十分であるという懸念的な見方が多くある」と指摘し、「われわれは中国株を戦略的なオーバーウェイトとしているが、構造的な変化を必ずしも考えているわけではない」と述べました。

一方、中国政府は経済の安定化を図るためにさらなる施策を講じる意向を示していますが、これらの施策が実際に効果を発揮するかどうか、投資家は慎重に見守っています。特に、新型コロナウイルスの影響からの回復が不透明な中、国内外の経済指標に対する反応は鈍く、引き続き市場のボラティリティが予想されます。

このような状況を受けて、投資家はリスク管理の重要性を再確認し、安全資産へのシフトが進んでいる様子です。果たして、中国株はどのように再生していくのでしょうか？注目が集まります。