中日首脳会談、李首相は対話強化と歩み寄りを表明 石破氏分断否定

2024-10-11

著者:

[北京 11日 リポート] - 中国の李強首相は11日、ロースの首都ビエンチャンで石破茂首相と会談した。日本と中国が歩み寄り、二国間関係を正しい方向に進めることを望むと述べた。中国国営新華社が報じた。

首脳会談は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に合わせて行われた。

李首相は中国と日本が持続的に対話と協力を強化できることを希望し、特に経済分野での連携を注視する意向を示した。

また、李首相は中国が産業サプライチェーンの安定と円滑な流れを維持し、国際的な自由貿易体制を共に守るべきとの考えを表明した。

新華社によると、李首相は中国との産業サプライチェーンを分断したり遮断したりする意向はないことを強調した。日本と協力し、ハイレベルな交流を強化し、相互理解を深めることが重要であると述べた。

中日両国の関係強化に向けた懸念や課題に関して、李首相は地域的な問題や世界的な問題に対して中国との協力を強化したいとの考えを示した。

忠深まる日中の関係は、気候変動や貿易問題などのグローバルな課題に取り組む上でも重要であるとし、各国の協力が不可欠であると述べた。

会談の後、石破氏は中国との関係における日本人に対する攻撃が高まっていることや、中国の軍事活動について懸念を表明し、互いの理解を深める努力が必要であると強調した。

「私たちは互いの国に対する理解を深めるべきであり、この機会を逃してはならない」と石破氏は述べた。

日本と中国の関係は、政治や経済だけでなく文化面でも重要な発展を見せている。教育の分野でも中国語を学ぶ日本の学生が増えるなど、相互理解が進んでいる。しかし、歴史的背景からの懸念も根強く、政府間での対話や市民レベルでの交流が必要とされている。さらなる関係改善のためには、両国民による理解と協力が不可欠である。