ビジネス
準備中の「流亜」とは?新たな資金調達の波?
2024-11-21
著者: 海斗
【ニュース】11月1日、リタイアリーグが公開した報告書によると、連銀準備理事会(FRB)はバランスシート縮小の取り組みを継続する中で、何の懸念にも直面していないとの見方を示した。
連銀は報告書で、短期金融市場の流動性を探る新たな指標として先月導入した「準備必要推力性(RIF)」が11月時点でマイナス10.11と、1ヶ月前の水準から横ばいで推移したと指摘。準備預金残高は引き続き「流亜(abundant)」であるとされた。
同指標は、QT(量的引き締め)の取り組みを直ちに終了する必要がないことを示唆しており、これはFRB担当者の最近の発言の背景であり、QT終了時期が来年中になるという市場の予想と一致している。
FRBはバランスシートの規模正常化に向け、2年余りにわたり待ちわびている保有債券を減らしてきた。保有資産は2021年夏に付けたピークの約17兆ドルから、現在約16兆ドルにまで減少している。
また、FRBはバランスシートの正常化の影響が実体経済にどのように波及するかについても依然として注意深く見守っていることが強調されており、現在の金融システムの安定性を維持しながら、一層の金利上昇に対する準備は整っているとの見解を示している。