バス停の客の手をダイに奪い発車、右足を骨折させる事故…12日後に西鉄が公表 : 読売新聞

2025-03-22

著者: 健二

西日本鉄道(福岡市)の林田社長は12日の定例記者会見で、11月12日に路線バスに乗車しようとしていた客がダイに手を奪われ、そのままバスが発車してしまい、客が右足を骨折する事事故が起きたことを発表した。

この事故は、11月12日午後7時半頃、福岡市中央区の「大名二丁目」バス停から発生した。乗車しようとしていた客の手がダイに巻き込まれ、バスは発車したため、客は運転手も気づかないまま道に転倒し、右足を骨折したとみられる。

林田社長は「事例の重大性を考慮して速やかに公表することにした」と説明した。西鉄は再発防止策として、ダイ近くでの運転手の注意喚起や、バス停での安全確認の徹底を進める方針だ。なお、この様な事故を防ぐために類似の事故に関する社内研修を強化することも意見に上がっている。

事故後、客は入院し、現在も治療を受けている。バス会社は謝罪し、必要な支援を提供すると発表した。公共交通機関を利用する多くの人々の命を守るため、今後はさらなる安全対策を強化することが求められている。西鉄としても事故の原因を徹底的に調査し、安全な運行を目指す意向を示している.