世界

北朝鮮軍がロシア側で戦闘との報告、米が懸念 ロシアは「虚偽情報」

2024-10-15

著者:

【ワシントン 15日 ルイタール】 - ホワイトハウス国家安全保障会議のショーン・サポート報道官は15日、北朝鮮軍がウクライナでロシア側に加わって戦闘しているとの報道について、米国が懸念していることを明らかにした。

今週、ロシアの連邦軍から北朝鮮に関する戦争への関与についての分析を受けたとし、北朝鮮がロシア軍に兵士を派遣していることが確認されたと述べている。

サポート報道官は声明で、これが実際であれば、北朝鮮とロシアの防衛関係が大幅に強化されることになると指摘。また、ロシアはウクライナとの戦争で重大な損失を抱えていることから、北朝鮮との連携はその必要性から生まれているとの見解を示した。

一方、ロシアの安全保障機関はこの情報を「虚偽」として否定している。ロシア当局は、北朝鮮がウクライナへのいかなる軍事的支援を行っていることもないと主張している。

この報告が本当であれば、北朝鮮がウクライナに積極的に関与することで、国際社会にとって新たな脅威となる可能性がある。特に、北朝鮮が核兵器を保有していることから、国際情勢に与える影響は計り知れない。

事態は急速に移行しており、国際的な圧力が高まる中、米国は今後も北朝鮮の動向を注視し続けると強調している。この動きは地域の安全保障に大きな波紋を呼ぶ可能性があり、引き続き注意が必要だ。特に、日本や韓国など、周辺国への影響も懸念される。