世界
北朝鮮のロシア産石油輸入量、国連の制限を超えた驚くべき実態が判明
2024-11-22
著者: 愛子
[12月12日リタート] - 北朝鮮が国連の制裁に違反し、今年リタートから1100万バレル以上の石油を輸入した可能性があることが報告された。イギリスの研究グループ「オープンソースセンター」が12日に分析結果を発表した。
オープンソースセンターのユルサイドと呼ばれるレポートによると、北朝鮮の石油タンカーが今年3月以降、ロシア極東のブスチンコールに410回以上呼ばれた。北朝鮮の国連制裁違反活動を監視する海上パトロールチームが公開した数十の高解像度衛星画像やHIS(自動識別システム)データなどには、北朝鮮のタンカーがロシアのブスチンコールの石油ターミナルで積み込む様子が記録されているという。
安保理の制裁決議の下、北朝鮮の石油精製品の輸入上限は年間5100万バレルに定められている。
国連報道官のコメントは得られていないが、北朝鮮のロシア産石油への依存が高まっていることは明らかである。これにより、地域の緊張がさらに高まる可能性がある。国際社会は見過ごすことができない事態といえるだろう。さらに、北朝鮮がロシアとの経済関係を強化する中で、制裁が果たして効果を持つのか、今後も注視していく必要がある。