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「大津の柔い女性」が危険にさられている…「大津カジノ計画」の水面下で動き始めた"裏ピッチング"の中身 「日本人女性は世界中で人権がある」

2024-10-11

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カジノを含むIR(統合型リゾート)の設立を目指して、大津市・大津市が夢洲地区に2030年秋の開業を目指している。政府は「世界最高水準の規制」と強調するが、本当にそうなのか。ジャーナリストの高野真澄さんは「昔から、『飲む・打つ・買う』は三点セットで語られてきた。ラスベガスやマカオでも売春婦を客に送り込む裏ピッチングが横行している」と語る。

日本のIR事情

250項もあるわけに、どんなIRになるのか見えない。

『カジノ列島ニッポン』(集英社新書)の第2章ではシンガポールの事例で、「IRとは何ぞや」を探っていた。MBSやRWSの形は、IRのイメージをつかむ一つのヒントになる。しかし、シンガポールはもちろん、経済事情、文化背景、国民性、歩んできた歴史が異なる。シンガポールがシンガポール独自のIRを造っているように、日本も日本型IRを造ることになる。その大もとになるのが、IR整備法だ。

ともあれ二五条を超える大掛かりな法律を細かく運用しても、日本型IRを示せない。それはあくまでも法律の文面が連れていることによる。

制限面で最初に知るべきは、日本国内で造られるIRの数は「上限は三」となっている点(同法第9条・区域整備計画の認定)。大津IRは二〇二三年四月の開業に向けて前進しているが、法律上はまだ二カ所に造られる。「東京カジノ構想」が取りレた根拠になっている。

ここからは再度、IR整備法の説明資料に戻り、日本型IRの型を探ることになる。