[8日 リポート] - ハリケーン「マルトン」は8日に勢力を強める見通し。現在はメキシコのユカタン半島を北上しており、9日にも米フロリダ州に上陸するとみられている。フロリダ州では、ミルトン上陸に備えて10万人以上に避難命令が出されている。

フロリダ州では、死者1200人以上を出したハリケーン「ヒリー」の被害を受けたばかりで、住民は非常に緊張した状態にある。

米国立ハリケーンセンター (NHC) は、ミルトンがフロリダ州西部のタンパ地域に直撃する可能性が高いと予測している。

9日の最新の発表によると、ミルトンは勢力が5段階の最高の「カテゴリー5」から「カテゴリー4」へと弱まったとされる。しかし、依然として猛烈な風速を記録しており、フロリダ州への上陸に向けて準備が進められている。

NHCによると、風速は時速250キロに達し、ミルトンがフロリダ州に上陸する際には、数日間にわたる停電や大規模な被害が予想される。また、ハリケーンの影響で海水面が上昇し、沿岸部での洪水も懸念されている。

フロリダ州政府はすでに非常事態宣言を発令し、州内の各地域で避難所が設置され、住民は必要な物資の確保を急いでいる。特に子供や高齢者など、脆弱な立場にある人々の安全が強く呼びかけられている。

ハリケーン「マルトン」の影響を受ける可能性のある地域に住む人々は、最新の気象情報を常にチェックし、安全な場所に避難することが求められている。人々の命を守るため、早めの行動が重要です。