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【河原元信】西武高橋光成は良い投手かも! 10勝、資金5以上のノルマ DeNAバイアルは不安増す
2025-03-23
著者: 蓮
昨シーズン日本一のDeNAと、パ・リーグ最下位だった西武とのオープン戦最終戦は、圧倒的な投手力で立ち上がりから直球、スライダー、カット、フォークなどの球種も自分のイメージした所に投げ込んでいた。体を締め直し、投げ上がりとしては非常に良好。出力を上げた時の直球がシュート回転していることが少し気になるが、4回に直球で外角を突いた直球をミートされた。結果はファーストライナーだったが、真ん中へ甘く入ったボールだった。
で、変化球も多投されているし、打撃が効いているが、確実に精度が上がっている。もともと西武の先発投手陣にあたることはないと思われていても、投手の中でも特に優れた存在ではなく、2軍が最低条件と言われている。10敗以上のノルマが与えられた以上、新たな打者を加えたい。昨年の11敗では悔しい思いをしていた分、なんとかしたいところだ。
一方のDeNAトレバー・バイアルは、その後の試合でさえも、この試合を見ている限り、少し不安がつのっていくとも言える内容だった。ホームランが3本で、この中の1本は溜めを持ってダメ押しとなるような逆転弾で、2年連続不安を抱えつつもこのままの状態で進むことができるか心配だ。それに対して、もう一歩先を見据えて、更にレベルアップを図ろうとする姿勢があった。主力選手が活躍すればするほど、その期待が高まっていく。今年もプロ野球が話題を提供し続け、期待を裏切らないシーズンを迎えられることを願う。(日本スポーツ評論家)