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驚異の配当利回り「3.5%超」の【最高益】リスト<成長株特集>

2024-10-14

著者: 芽依

東京都証券取引所によると、低PBRが特徴の新しい少額投資税制(NISA)の開始を背景に、投資家の高配当利回り株に対する関心が高まっている。今回の特集では、配当利回りが高く、今期に最高益更新を見込んでいる企業に注目してみた。

10日に発表された時価総額800億円以上の銘柄を対象とした「配当利回り“3.5%超”の【最高益】リスト」において、現在は時価総額が270億円以上800億円未満の銘柄の中で、(1) 今回の配当利回りが3.5%を上回る企業が多いこと、(2) 今期の経常利益が過去最高値を更新する見通しがあったことを考慮し、36社を選び出し、配当利回りが高い順に記載した。

大変な金利環境の中、続々と高配当銘柄が登場してきているが、特に安定した配当が期待される企業が注目される。アジアパイオニアグループ(5288)、宮地エンジニアリンググループ(3431)、キムラユニティー(9368)などの企業は高配当利回りの上位に名を連ねている。

リストに含まれる企業は、現在の安定した収益基盤を持つ一方で、将来的な成長を見込めるビジネスモデルを抱えている。例えば、デジタル化の促進や、環境への配慮を取り入れた事業展開を行っている企業が多く、投資家からの支持を受けやすい状況となっている。

この高配当投資のトレンドは、特に投資信託や年金ファンドの分野で注目されており、長期的な資産形成を目的とした投資家にとって、ますます魅力的な選択肢となってきている。

以上の情報をもとに、今後の株式投資を考える手助けとしてもらえれば幸いである。日本市場は安定した配当収入を求める投資家にとって、有望なチャンスが潜んでいるかもしれない。