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ニューヨーク市場でASMLが16.2%の急落、「受注に弱さ」

2024-10-15

著者: 健二

【NQNニュース】15日の米株式市場では、半導体製造装置大手のASMLが急落し、株価は前日比16.2%下落した。これは、オランダの本社企業であるASMLが発表した決算が、思ったほどの成長を示さなかったことに起因している。特に、半導体製造装置への需要が低下している兆候が見られ投資家を不安にさせた。

ASMLは、人工知能(AI)向けの半導体需要の高まりを見込んでいたが、実際の受注がそれに追いついていないことが明らかになった。投資家は、今後の成長に対する懸念から、他の企業への資金移動を図っている模様だ。特に、AI関連の技術に重きを置く企業が注目を集めており、ASMLの成長に影を落としている。

市場関係者の間では、「来日が期待される状況だが、受注の見通しが不透明だ」との意見が相次いでいる。ASMLの次回の報告は、今後の動向を占う重要な指標となるだろう。この記事を通じて、半導体業界全体が今後どのように進化していくのか、注目したい。