ビジネス

ウエルシア、今期経常を一転20%減益に下方修正

2024-10-07

著者: 愛子

ウエルシアホールディングスは10月7日、大引け後(15:00)に決算を発表し、25年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益を前期比で22.0%減の209億円に下方修正した。昨年同時期の予想よりも6.7%減益を見込んでいる。

また、通期の経常利益を前回予想の510億円から380億円(前期は477億円)に25.5%下方修正し、一転して20.4%減益見込みとなった。

会社側が発表した上期実績と通期計画に基づき、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前昨年比で18.4%減の170億円に減る計算となる。

直近の5月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比で21.4%減の143億円に減少し、店舗営業利益率は前年同期の5.5%から4.1%に悪化した。

さらに、同社の業績の悪化は他の要因にも起因しており、特に物流コストの上昇や人件費の高騰が影響を及ぼしている。これにより、今後の利益回復には厳しい道のりが予想される。

注意すべきは、業界全体が厳しい状況にあることだ。競争の激化や消費者マインドの変化が影響を与えており、ウエルシアだけでなく、同業他社も同様の課題に直面している。これからの戦略が注目される。