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中島徹太が首位発進 15年ぶり賞金王へ優勝必須の石川遼24位

2024-11-28

著者: 蒼太

2023年のゴルフ日本シリーズJTカップ初日(28日)、東京よりアジアツアー優勝者(3月のヒューロフィンデュピデュオポイント)の資格で出場した中島徹太が5アンダーで首位発進した。終了15番からの3連続を含む8バーディ、3ボギーの「65」で回った。前年大会2位のリプンジを退ける。

中島は難関ホールの最終18番(パー3)をパーでしのぎ、「最後はちゃんとパーを取ったんですけど、すごく良いアプローチで予想以上の結果になりました」と笑顔を見せた。今季は海外転戦が続いたため、国内競技そのものは10月「日本オープン」以来久々。"(昨年より)旋風が明るくなったねと。余裕が出てきたかなと思います"。今の結果に特に意識していると述べた。今季優勝すれば、賞金王を狙える状況だ。

ランキング初優勝を含めてスコア第一ほか、今季賞金ランキング22位の片岡尚之、ランク33位の宮里藍が4アンダーで1打差2位に並んだ。松山英樹(南アフリカ)は3アンダー5位、前年度覇者の今平周吾は惜しくも2オーバー18位。稲見萌寧(英オープン)は6位に付けた。

1999年の日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足以来、最多の6人が可能性を残す賞金王争いは混戦模様の滑り出しとなった。ランク4位の堀川未来、ランク5位の木下稜介が1打差2位に並び、トップをいかに守るか注目が集まる。

特に、注目されるのが12月の最終戦の動きで、過去10年間のデータによると、シーズン最終戦での逆転優勝が毎年恒例に。 賞金王争いは最後まで目が離せない状況に。今回の中島の首位発進で、彼の賞金王の夢に一歩近づく形となる。

また、今季の海外転戦で徐々に力を付けているだけに、来季の目標も見据えた上でのプレーが期待される。今後の試合でも好成績が連続することを願いたい。