フォルクスワーゲンは11月25日、9世代目となる新型「Passat（パサート）」の販売を開始した。価格は1.5リッターの「eTSI」が524万7800円〜576万7400円、2.0リッターの「TDI 4MOTION」が622万7400円〜645万7800円、PHEVモデルの「eHybrid」が655万7900円〜679万7400円となっている。

バージョンの発表において、Passatは1973年の発売以来50年以上の歴史を誇り、特に「Beetle（ビートル）」との関係が深い。新型Passatはマルチプラットフォーム戦略「MQB」を基に進化した「MQB evo」アーキテクチャを採用しており、先進的な技術が搭載されている。

車両のサイズは4.9メートルに及び、広い室内空間を提供。最大容量は最新の1920Lで、実用性が高い設計となっている。多くの最新技術や快適さを兼ね備えた「Travel Assist」や「Lane Assist」、「Side Assist Plus」など高機能な運転支援システムも装備され、ドライバーの安全性と快適さを向上させている。

また、パワートレインに関しては、1.5リッター「eTSI」は48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用し、2.0リッター「TDI 4MOTION」は2200barのコモンレールシステムを用いたクリーンディーゼルモデル。これにより、高い燃費性能と低排出ガスを実現。

PHEVモデル「eHybrid」は1.5リッターの「eTSI」をベースにしており、最大出力は150kWで、EV走行時の最も大きな使用可能量は19.7kWhとなっている。112kmのEV走行距離を提供し、持続可能な運転が可能。

新型Passatは利用者の多様なニーズに応じたラインナップが整い、快適かつ高効率な走行体験を提供することを目指しています。さらに、先端技術についての開発も続けており、次世代の交通のあり方を見据えたモデルとして注目されています。