
ビジネス
ミフォエバー21が2度目の倒産申請!Temuなど中国ECに後手
2025-03-17
著者: 陽斗
【ニューヨーク=辻真名】ミフォエバー21の運営会社は16日、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請したと発表した。2019年にも倒産申請をしており、2度目の破産となる。
ミフォエバー21を運営するミフカーズは、Temu(テム)やSHEIN(シーイン)のような中国発の格安インターネット通販大手との競争が激化し、業績が厳しくなったという。しかし、同社はデジタル販売と最新のトレンドに対応する商品展開を強化していく方針を示している。さらに、SNSを活用したマーケティング戦略にシフトし、若年層の消費者にアプローチを図る考えだ。
最近では、Temuが日本市場に進出し、手頃な価格でファッションアイテムを提供することで注目を集めている。これにより、ミフォエバー21のブランドイメージにも影響が出ていると言われている。業界関係者は、同社が再建を果たすためには、これら新興企業に対抗できる魅力的な商品ラインと価格戦略が不可欠であると指摘している。多くの消費者は手軽にオンライン購入を選んでおり、今後の展開に注目が集まる。