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日鉄社長、米政府との認識「擦れ合っている」 S&P出資絡み

2025-03-24

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【東京 12日 ロイター】 - 日本製鉄(5401.T)の今井正社長は12日、米国大手鉄鋼企業への出資に関する米政府との交渉において、「米国の鉄鋼業界や製造業を強化することに資する案件である」と述べ、認識の擦れ合いについて言及した。今井社長は記者団に対し、出資の条件や今後の投資計画について合意点を見出すよう努めていることを強調した。具体的な内容については言及を避けたが、交渉が続いていることを明らかにした。

さらに、米国の鉄鋼業界は生産能力の拡大を急速に進めており、今後の成長が期待されている。日本製鉄としても、米国市場への投資を強化することが経営戦略の一環であるとし、国際競争力の向上を目指している。しかし、米政府の規制や要求に応じる必要があり、その調整が課題となっている。今後、対応策や計画が明らかになることが期待される。