[19日 ロイター] - トランプ元大統領は19日、国内のエネルギー生産拡大を目指す中、石油業界の幹部と直接会談した。 トランプ氏が1月の就任以来、石油・ガス業界の幹部と直接会談するのは初めてだ。

会談後、バーガム内務長官とライト・エネルギー長官は、米国のエネルギー供給の推進、許可プロセスの改革、人材知識（AI）分野で中国と競争するために米国の送電網を強化する必要性について議論が中心だったと記者団に語った。

業界幹部らはトランプ氏の関連政策に期待を表明し、国内生産を増やすという同盟の公約を実施するには原油価格の上昇が必要だと強調した。

バーガム氏は、価格は需要と供給に基づいて決定されるため、「価格に関する議論はまったくなかった」と述べた。 ライト氏は、「税制に関する対話は引き続き中である」と語った。「最終的には、大統領の経済政策の全ては米国の物価を引き下げ、資源機会を増やすことにある」とした。

関係者によると、会談には米国石油協会（API）の執行委員会メンバーが参加した。 APIのマイク・ソマーズ会長は声明で、業界幹部らはトランプ氏と話す機会に感謝し、業界の進展に向けたイニシアティブを評価したと語った。

トランプ氏の発言や会談内容については明らかにされなかった。